ハピラキ星人、危機一髪

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2019年9月5日木曜日。くもり。

ハピラキ星人だ。

……………

…………………………

………………………………………

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!

怖い。超怖い。

ちょっ、一端タンマ!!!!

ターンマ!!!!!

* * * * * * * * * * * *

………あー……悪かったな。

ちょっと取り乱しちまった。

いや、マジでビビった。

実は今、東京国立博物館に来ているんだ。

『特別展・三国志』が開催中だぞ。

ハピラキ星人と写真の背景が同化しちまっているので

なんとも言えないが……

全ての作品が写真撮影OKという、太っ腹な展覧会だ。

なにそれ、フツーにすごい。

三国志といえば、「赤壁の戦い」っつーのが有名だな。

まぁ、詳しい内容はググってくれ。

その戦いの直前に、あるすごい軍師が悪意を込めて

10万本の矢を集めてこいっていう無茶振りをして、

言われた側の、ものすごい軍師が一晩で集めちゃったという逸話がある。

まぁ、詳しい内容はググってくれ。

そんなわけで、多くの矢が飛び交ったであろう

赤壁の戦いをイメージした展示が、さっきの会場ってわけだ。

いや、こんなのが一斉に降ってきたらマジで泣くわ。

怖い。マジで怖い。

昔の人ってすごい。

ちなみに、会場ではマンガ『三国志』の原画も

展示されていたぞ。

小説・マンガ・ゲームと、色々なもので取り上げられているから

自分の好きなものから三国志を理解していくのもいいかもな。

ちなみに、ハピラキ星人はゲーム派だ。

なんせ、100年くらいの歴史を語る超大作だからな。

小説や漫画だと、読むだけでも大変だ。

自分は読む派だ!!!

三国志を知りたい!

でも、全部読む時間がない!!!

安心してくれ。

そんなワガママなお前らにぴったりな、

「5秒でわかる三国志」ってのを見つけたぞ。

解説によると、「大歳庚子晋平天下大平」って書いてあるらしい。

意味をそのまま引用すると、

「庚子の年(280年)に晋が呉を平らげ、天下太平となった」

とのことだ。

「世界一短い三国志」として展示をされていたぞ。

忙しい地球人のために残してくれていたんだな。

なんだか感激しちまった。

「大歳庚子晋平天下大平」

いいね。

日頃の本社からの説教なんかも、これくらい簡潔にしてもらると助かる。

………なんてな。

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